腰痛診療ガイドラインから見る治療への見解

腰痛ガイドラインとは、平成24年に日本整形外科学会と日本腰痛学会の監修によって腰痛の定義・疫学・診断・治療・予防をまとめた治療・診断の指針書である。


安静療法 推奨しない

安静は必ずしも有効な治療法とはいえない。

急性腰痛に対して痛みに応じた活動性維持は、ベット上安静よりも疼痛を軽減し、回復させるのに有効である。

職業性腰痛に対しても、より早い痛みの改善につながり、休業期間の短縮とその後の再発予防にも効果的である。


 手術療法(脊椎固定術) 推奨する

重度の慢性腰痛をもつ患者に対しては、脊椎固定術を行うことによって疼痛軽減及び機能障害を減じる可能性がある。

椎間板変性がみられた症例に対して比較をした結果、手術患者では33%、保存的治療患者では7%の腰痛改善がみられた。


心理行動的アプローチ(認知行動療法) 強く推奨する

小冊子などを用いた患者教育は、腰痛の自己管理に対して有用である。

e-mailやビデオプログラムを用いて教育することだけでは効果がないとされ、腰痛に関する小冊子は患者の知識を増やし、患者の信念を改善させる効果があるとされる。


物理・装具療法

温熱療法 推奨する

温熱療法は、急性及び亜急性腰痛に対して短期的には有効である。

急性腰痛に対する温熱療法は内服と比較し疼痛及びRDQを有意に改善する。

また運動療法との併用は、単独よりも疼痛と機能改善を有意に認めた。

腰痛コルセット 推奨する

腰痛コルセットは、腰痛に対する機能改善に有効である。

患者の疼痛改善に対する効果は認められない一方で、機能改善に有効であるとする報告が複数存在する。

牽引療法 エビデンスなし

牽引療法が腰痛に対して有効であるエビデンスは不足している。

単独治療としての牽引療法は、プラセボと比較して3ヶ月後及び12ヶ月後の疼痛・機能・可動域・欠勤など全ての項目で有意差がない。


運動療法 強く推奨する

慢性腰痛(3ヶ月以上)に対する運動療法の有効性には高いエビデンスがある。

比較試験において、体幹筋肉強化とストレッチを週1、2回の頻度で受診させた結果、明らか良好な結果が得られた。



とされています。

牽引療法と運動療法に出ているエビデンスとは?

・臨床結果・検証結果などの科学的根拠

・この治療法や薬が「良い」といえる証拠

・その選択をする根拠

の事を指します。

牽引療法に出ているプラセボとは?

一般に偽薬(ぎやく)と訳されていますが、くすりに似せた気安めのものといってもいいでしょう。

温熱療法に出てくるRDQとは?

Roland-Morris Disability Questionnaire (RDQ)は,患者自身が直接回答するPatient reported Outcomes(PRO)指標の1つとして位置づけられ,腰痛によって日常生活が障害される程度を評価する尺度である.「立つ」,「歩く」,「服を着る」,「仕事をする」などの日常の生活行動が腰痛のために障害されるか否かを尋ねる24項目に,「はい」,「いいえ」で回答してもらい,「はい」と回答した項目の数を加算して得点を算出する.RDQ日本語版は計量心理学的に十分な特性を持つことが検証されている.RDQは,1)項目と回答選択肢が少なく臨床で実施しやすいこと,2)全国調査により求められた基準値があること,3)すでに多くの研究に活用されていること,などが長所としてあげられる.一方で,1)少ない項目であるために個人を評価するには精度が不十分であること,2)精神面の影響を測定する項目が少ないこと,などが短所となりうる.目的に応じて尺度を選択することが重要である.


結局のところ、知識を持って運動をしなさい、と言った内容ですね。

面白いところは、牽引療法ですね。

日本整形外科学会と日本腰痛学会でも、牽引療法に関しては、効果が認めにくいのでしょう。

引っ張るだけで腰痛が治るなら楽で良いのですが、そういう訳には行かない様です。

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